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Draco in meam第6話「ホワイトランへ」

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「行ってきまーす!」
リリィはそう言うと、元気良くアルヴォアの家から出てきた。


ハドバルに別れの挨拶が出来なかったのは心残りだけど、
きっとまた会える。
リリィはそう思っていた。


アルヴォア夫妻にも良くしてもらったし、
これで心置きなくホワイトランに行ける。



リリィの頭上には晴天の空が広がっていた。







ぐぅー・・・。
時刻は正午近く。
リリィの腹の虫は盛大な音を立てていた。



「そうだ、ホワイトランへ行く前にご飯を食べていこう!」
リリィはそう言うと、ご飯を求めてリバーウッドを散策した。




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「宿屋”スリーピング・ジャイアント”」
リリィは一つの看板を見つけた。


宿屋って泊まるところだよね。
じゃ、ご飯もあるかも!


期待を胸にリリィはその宿屋へと入っていった。





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部屋の中央には大きな暖炉があり、ごうごうと大きな炎が焚かれていた。

「わぁ、良い匂い!」
焼きたてのパンの匂いがリリィの鼻を刺激した。

ここでなら美味しいご飯が食べれそう!
リリィはカウンターの方へと歩いていった。







ガチャッ。




不意に置くのドアが開き、中から人が飛び出してきた。


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「オーグナー?ねぇ、オーグナーそこに居るの?」
出てきたのは女性であった。
険しい顔をしている。
何かあったのだろうか?





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「どうしたんだ、デルフィン。何か問題でも?」
カウンターに居る大柄の男が答えた。
どうやら彼が探していたオーグナーらしい。




「また、エールが腐ってるわ!早く新しいのに変えて頂戴。」
デルフィンはそう言うと、リリィの方に顔を向けた。




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「あら、あなたね。昨日村に来た新入りさんって。」
そう言ってデルフィンはリリィの元へ近寄ってきた。
左頬には大きな傷があり、腰には剣を携帯している。



一体何をしている人なんだろう?
リリィは疑問に思った。



「私はデルフィン。この宿屋の主人よ。何か御用?」



「私はリリィ。ご飯を食べに来たんだよ!」
ニコっと笑ってリリィは答えた。


デルフィンはしばらくの間、リリィのことをずっと見ていた。
まるで品定めでもしているかのように。


「あぁ、じゃお客さんね。オーグナー、この子に何か作ってあげて!」
デルフィンはそう言ってオーグナーの方を指差した。


「料理はオーグナーに頼んで。もし、部屋を探しているんなら私を呼んで。」
そう言ってデルフィンは部屋へと帰っていった。



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「注文は?」
オーグナーはぶっきらぼうに言った。


「パンとお肉!!」



「今はスキーヴァーのステーキしか作れないぞ?それでも良いか?」



「それって美味しいの?」



「あぁ、俺の特製だからな。まぁ、あんまり評判は良くないが・・・。」
少し暗い顔をしてオーグナーは言った。



「じゃあ、それちょうだい!」



「お、ありがとよ。1つで良いか?」



「10個!」
しばらく考えた後、リリィは言った。



「そんなにか!?俺は別にいいけど、お前金は持ってるのか?」
心配そうにオーグナーは言った。



「ちゃんと持ってるよ。ハドバルに貰ったの!」
リリィはそう言ってカバンから金貨を取り出した。



「ハドバル・・・あぁ、アルヴォアの甥っ子か!確か今は帝国兵なんだったな。」



「うん、そうだよ。」



「よし、代金はぴったりだ。今作るからちょっと待っていてくれ。」
そう言うとオーグナーは厨房へ向かった。




ちゃんとお買い物できたよ、ハドバル。
リリィは初めての買い物に高揚していた。

スカイリムでもなんとかやっていける気がする・・・!
リリィは自信をつけていた。














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運ばれてきた料理をムシャムシャと頬張るリリィ。

「このお肉、硬くて変な臭いがするけど結構美味しい!」
スキーヴァーの肉を口いっぱいに入れながら、リリィはそんなことを思っていた。




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「よし、ホワイトランへ行こう!」
昼食を終えたリリィは宿屋を後にした。
時刻は午後2時。

気持ちのいい日差しが降り注いでいる。



「確か、ホワイトランはこの先を道なりに行けばいいんだよね。」
昨日貰った地図を頼りに、リリィは歩き出した。











どれくらい歩いただろうか。
街道沿いには大きな木がいくつも目に付くようになってきた。

くねくねと蛇行した道は想像以上にリリィの体力を消耗し、
何回か小休止を挟みながら歩き続けた。


道中にある花や生き物は、リリィにとってとても興味深いものであった。
さらさらと流れる川の水の冷たさも、彼女にとっては初めての経験だった。


ここでは全てが生き生きとしている。
こんな素敵な場所があったなんて・・・。



リリィは自分の育ったオブリビオンとは異なる世界に、感動していた。










「あ、あれは!」
小高い丘の上に飛び乗り、リリィは目を凝らした。




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前方に大きな城壁が見えた。
幾重にも詰まれたその壁の向こうには大きな町があった。



「あれが・・・ホワイトラン!」
リリィの疲れは吹き飛んでいた。

日が暮れる前に、あそこへ行かなくちゃ!



リリィはホワイトランへと急いだ。













山を下りてホワイトランが間近に迫った頃、
街道の横にある畑から怒号が聞こえた。


「どうしたんだろう?」
リリィは足を止め、様子を見に行った





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畑では2人の戦士が、自分の倍以上はある巨人と戦っていた。

巨人の一撃は風を切り、大地を振るわせていた。




「・・・すごい!」
リリィは興奮した。
初めて見る巨人はもちろんのこと、その巨人と互角に戦っている戦士にも衝撃を受けた。





その時、巨人の後方から一本の矢が飛んできた。





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「グゥオオオオオオオ!!!」
その矢は正確に巨人の膝を射抜いた。

痛みに耐え切れず、体勢を崩す巨人。
その隙を両手剣の戦士は見逃さなかった。


垂れ下がった頭を目掛けて渾身の力で切りかかる。




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それは一瞬の出来事だった。
気がつくと巨人は地面に崩れ落ち、両手剣の戦士は振り返ることなく武器を納めていた。



「あなた、大丈夫?」
リリィの後ろから声がした。

振り返ると弓を携えた女性が佇んでいた。

なるほど、さっきの矢はこの人だったんだ。
リリィは感心した。




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「私はアエラ。同胞団のメンバーなの。あなたは?」



「私はリリィ。同胞団ってなんなの?」


「同胞団はホワイトランに拠点を置く戦士のギルドよ。
 もし、ホワイトランへ行くのならまた会えるかもね。」
アエラはそう言うと、他の二人の戦士と共に山の中へと入っていった。



「戦士ギルドかぁー。でも私、武器使えないもんなー。」
リリィは少し落ち込んだが、すぐに立ち直った。



”戦士”のギルドがあるのなら、”魔法使い”のギルドもあるかも!
そこで色んな魔法を覚えたら、私もあの巨人を倒せるようになるかなぁ。



そんな事を考えながら、リリィはホワイトランへと向かった。











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リリィがホワイトランへ着いた時は、既に夕刻に近かった。
なんとか日暮れまでには到着できた・・・。

リリィはほっとした。




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「おい、止まれ。」
ホワイトランの扉の前でリリィは衛兵に呼び止められた。




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「近くでドラゴンが出たらしく、今は誰も中に入ることは出来ない。」
高圧的な態度で衛兵は言った。




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「リバーウッドのアルヴォアから頼まれたの。ホワイトランの衛兵を送って欲しいって。」



「なに!?リバーウッドから救援要請?」



「うん。ヘルゲンがドラゴンに襲われたから、次はリバーウッドに来るかもしれないって。」



衛兵はしばらく考えた後、もう一人の衛兵に扉の鍵を開けさせた。




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「今の話を首長にもう一度伝えてくれ。彼はドラゴンズリーチに居る。」




「ドラゴンズリーチ?」




「あそこにあるホワイトランで一番高い建物だ。」
衛兵はそう言って、丘の上にある巨大な建物を指差した。






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「わかった、ありがとう!」



リリィはそう言うとホワイトランへ入っていった。









次回に続く。

Comment - 2

Wed
2015.01.07
14:17

マルマ・ジロ #-

URL

No title

今日はセカンドPCにスカイリムを1から入れてます(^o^;)
今、休憩がてら閲覧に来ました(^^)
リリィちゃん、目がセクスィ 癒されました(๑´ㅂ`๑)v-218

Edit | Reply | 
Wed
2015.01.07
15:55

ミースケ #-

URL

No title

>>マルマ・ジロさん
コメントありがとうございます!
リリィのコンセプトは”悪魔娘”なので、
そう言っていただけると嬉しいです(*´∀`*)

Edit | Reply | 

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